【社員想いの経営者必見】人材確保に利用できる助成金を知ってますか?

求人・採用

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※本記事は、ただ助成金が欲しいだけの経営者様はお読みにならないでください。

求人や採用関係の助成金というと、厚生労働省の雇用関係助成金をイメージするでしょう。その中でも、特に、有期契約の社員を正規社員として直接雇用するときに活用できるキャリアアップ助成金あたりが、有名な助成金だと思います。

今回、紹介するのは働き方改革の流れを受けての助成金になります。

時間外労働等改善助成金

時間外労働改善等改善助成金とは、その名のとおり、時間外労働などの労働環境を改善することによって助成が受けられる、助成金となります。しかし、労働環境の改善、言うのは簡単ですが、実際には多くのハードルが存在しているはずです。そうそう簡単に改善できるものではないと、多くの経営者が思うことでしょう。

残業を短くする、
有給休暇の取得日数を増やす、
社員のためにできれば越したことはない。でも、いざ実現しようと思っても難しい。実際はこんな感じではないでしょうか?

一方で、労働環境を改善するために何も行動を起こさなければ、何も変わらないのも事実です。できることから、小さなステップで構わないので、改善を積み重ねていくことが大切です。

この時間外労働等改善助成金は、3つのコースに分かれています。
コースによって、労働環境の改善が指す内容が異なり、最初のステップとして利用しやすいコースが用意されています。

勤務間インターバル導入コース

それが、勤務間インターバル導入コースです。

厚生労働省のページはこちらからご確認ください。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000150891.html

このコースは、勤務と勤務の休息時間(=インターバル)をしっかりとれるようにすることで、社員の生活時間や睡眠時間を確保し、健康保持や過重労働の防止を図ることを目的にしたものです。

例えば、9:00~18:00で1時間休憩の1日8時間労働の会社があったとします。残業が1日平均だいたい1.5時間。19:30には退社できる感じ。でも、月末の忙しい時期は、3時間くらい残業して21:00くらいまでかかることもあると。

勤務間インターバル導入コースでは、9時間以上11時間未満の休息時間を確保すれば、補助率3/4、上限40万円が助成されます。11時間以上であれば、補助率3/4、上限50万円が助成されます。

21:00に退社して、9時間インターバルをとると6:00。11時間インターバルをとると8:00。

業種・業態によっては、業務が集中する時期があるケースもあるでしょう。特定の季節が忙しいケースや1ヶ月の中でも月初と月末が忙しいケースなどです。こうしたケースで問題になるのが、この時期だけ時間外労働が多くなることです。

9時間の勤務間インターバルを取れない社員が出てくる可能性があります。

時間外労働の平準化・分散

しかし、こうしたケースでも、本当に時間外労働を改善することはできないでしょうか?他の日には本当にできない仕事でしょか?作業の一部を他の社員ができないでしょうか?作業日や作業者を平準化できないか?分散できないか?検討する必要があるでしょう。

時間外労働が長くなると、仕事の効率が落ちたり、ミスが増えたりします。こうしたことを避ける意味でも、平準化するためにどうすれば良いか考えるのです。

時間外労働等改善助成金の勤務間インターバル導入コースを1つのきっかけにできないでしょうか?経営者の意思として、社員に「どんなに遅くても〇時には全員退社すること」と示すことは、とても意義のあることです。経営者が口先だけで言っても、また社長が何か理想をかたってるよ・・・みたいに社員に思われてしまうことも多いです。しかし、就業規則に明文化することで、確たる意思を示すことができます。

経営者の強い意思を社員が感じることで、社員も行動レベルに移しますので、結果、労働環境の改善につながります。

人材確保に向けた取組みが支給対象の取組み

この時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)は、人材確保に向けた取組みに対して、助成金が受給できます。これは、職場が人手不足の状態だと、当然、1人ひとりの仕事量が多くなる。その結果、時間外労働が増えて、十分な休息を確保できなくなる原因となる。という考え方に起因していると考えられます。

つまり、時間外労働を減らすために人手を確保する、そのための取組みであれば助成金支給の対象としますよ、という厚生労働省の考え方です。

では、「人材確保の取組み」とは、具体的に何をさすのでしょうか?気になりますよね。

実は、この時間外労働等改善助成金自体は以前からあった助成金ですが、支給対象の取組みに「人材確保の取組み」が追加されたのが今年度からなのです。そのため、実績がないのです。行政は前例主義ですので、こういった初物は実はちょっと怖いのです。つまり、100%、この取組みは大丈夫と言いづらいのです。

とはいえ、分かりませんでは意味がありませんので、現状、労働局に確認している中でなんとなくこんな感じかな?という感触を含めて記載します。

・求人サイトや求人情報誌等への広告掲載料金
・就職説明会等で配布する採用パンフレット制作費用
・店舗等に置いておく求人チラシ作成費用
この辺りは、かなり確度が高いと考えられます。

微妙だと思っているのは、採用専用サイト制作費用。対象になる可能性も十分あります。しかし、前者に比べると確度は低いと考えています。

まとめ

時間外労働等改善助成金の中の、勤務間インターバル導入コースを一つのきっかけに、経営者として労働環境を改善する強い意思を社員に示すことは、実効性がある改善につながるでしょう。

あくまで助成金ですから、目的である労働環境の改善が大切です。社員を大切に想い、社員の生活を充実させるために、今より少しでも社員に喜ばれる労働環境を作りたい、そのように考える経営者様にはおススメの助成金です。

人材を確保できなければ、労働環境が悪化するのは目に見えています。労働環境を改善するために、きちんと必要な人材を確保する、そのために必要な投資をすることが、企業に良いサイクルをもたらします。

助成金の詳細を知りたい方は、弊社提携の社労士がご説明させていただきますので、お気軽にお問合せください。

この記事を書いた人

代表写真

馬場 宏

インターネットに情報が氾濫する時代。テクニックやノウハウを追い求める人が多いことを憂う。中央省庁勤務時代に磨いた本質思考を武器に、テクニックやノウハウの背後にある普遍的な考えに基づくコンサルティングとWeb制作を行うことを得意とする。お客様に寄り添いながら、しつもんを駆使して問題解決を行う手法に定評がある。

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