新卒採用における課題と成功する方法2つのポイント

求人・採用

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今は中小企業は大企業と競合しながら、人材確保をしなければならい時代です。
特に、中小企業が新卒採用をするには、さまざまな課題があります。課題をクリアしながら、新卒採用を成功させる2つのポイントをご紹介します。

中小企業の新卒採用における課題

中小企業の採用環境の大きな変化

以前は、中小企業同士、同業内での新卒新人の獲り合いでした。
しかし今日では、大企業やまったくの異業種の会社と新卒新人の獲り合いが発生しているのです。

大企業と競合するということは、資金面で劣勢に立つ中小企業にとっては非常に厳しいことです。給与や福利厚生だけを見れば、正直、圧倒的に大企業のほうが条件が良いですから。

そのため、中小企業の面接を受ける新卒学生が減ってしまっています。

新卒採用への親の関わり方

こういう書き方をすると怒られるかもしれませんが、、、
昔と比べて、新卒採用時の親の関与度が高くなっています。新卒学生が自分だけで決めきれないというより、子供の人生を心配する過保護な親が増えている、ということです。

新卒採用を中小企業がするうえでは、新卒学生の親も意識して採用活動をする必要があります。

中小企業の新卒採用成功ポイント1.採用イベントは二の次

中小企業の場合、そもそも新卒学生が個別に自社を探して応募することが少ないです。そのため、新卒学生との出会いの場として、合同説明会などの採用イベントに出展する会社が多くあります。

しかし、実際のところ、その効果はいかがでしょか?

◆合同会社説明会で説明を聞いてくれた新卒学生の何パーセントが、最終的に応募してくれましたか?
◆面接の日程を決めたのに、当日無断欠席されたことは何度もありませんか?
◆予定どおりちゃんと面接には来てくれた、でも、自社が求める人材がいなかったということはありませんか?

合同説明会は、中小企業にとってたくさんの新卒学生に出会うチャンスではあります。しかし、多くの場合、合同説明会は費用対効果があわないことになります。

主催者によって異なりますが、同業の大企業のブースが中小企業のブースの近くにある、ということも聞きます。

それに、主催者がどのようなメッセージで新卒学生を合同説明会に集めているかというと、手広くとにかくたくさんの学生に参加してもらえることを狙っています。ということは、真剣な学生もそうでない学生もいますし、自社の業種業界に興味のある学生もいればそうでない学生もいます。ですから、費用対効果を求めるのは無理があります。

また、新卒学生にとっての合同説明会は、情報収集程度に考えている学生もいるのです。

合同説明会などの採用イベントが二の次なら、何が一番なのか?と思いますよね。

中小企業の新卒採用成功ポイント2.学校に直接アプローチする

新卒採用で費用対効果が高い方法の1つとして、学校に直接アプローチする方法があります。

あなたの会社は高校や大学にアプローチして、求人票を置いてもらっていますか?アプローチしていないのであれば、その理由は何でしょうか?

中小企業の多くは、学校へアプローチしていないのではないでしょうか?

ちゃんとプロセスを踏まえれば、学校に求人票をおいてもらうことはできます。これは絶対にやるべきです。

中にはうちの会社は社会保険が未加入だから、という会社もあるでしょう。そういう会社は、まずは社会保険に加入できるようにするにはどうしたらよいか?社会保険の会社負担分を考えて、利益をきちんとあげるにはどうすればよいか?を考えましょう。

他には、新卒で採用しても技術を教える余裕がない。だから、既に資格をもっている中途社員を採用するんだ、という会社もあるでしょう。もちろん、中途採用で人手不足を解消できるなら、それでもよいでしょう。でも、新卒で採用して、一から教育していくには、どのような体制が必要か?どのような研修をすればよいか?を考えましょう。

中小企業の新卒採用ポイント3.先生と親御さんを味方につける

新卒採用では、親の学生の就職に対する深い関与があることは、最初に書きました。

また、学校の立場になって考えると、学校の先生も親と同じくらい、かわいい生徒の将来を案じ、どんな会社に就職するか心配をしています。

あなたが、新卒学生の親または学校の先生だったとしたら、どんな会社であれば安心できますか?

中小企業は大企業よりも採用サイトで詳細を語り尽す

仮に、学校に求人票があったとしても、その求人票を大切な教え子に渡すのには不安があるはず。

よく知らない会社の求人票を学生に渡して、その会社に新卒入社して何かあったらどうしますか?入社してすぐにやめてしまったらどうしますか?先生の立場であれば、耐えられないでしょう。

かわいい自分の教え子には就職したらしっかり働いてもらいたい。楽しく仕事をしてもらいたい。長くその会社で働いてもらいたい。働く喜びを感じてもらいたい。働いているその先の夢を見つけてもらいたい。色々な想いがあります。

そんな想いをかかえている先生や親だとして、求人票以外に何があればよいですか?何があると、その会社のことをよりよく、より深く知ることができますか?

そのためのツールは採用サイトです

万全を期すなら、求人用のパンフレットと採用サイトです。
紙媒体だと伝えらえる情報量に限りが出てきます。それでも、いまだに紙で情報を手にいられることをすごくありがたく思う人がいます。ホームページだと、え?ホームページしかないの?となってしまうのです。

採用サイトは情報量を気にすることなく掲載することができます
動画を使うことで雰囲気を伝えることもできます
情報を惜しみなく伝えることで、先生や親御さんが「この会社いいんじゃないの?」と逆に薦めてくれるようになるのです。

つまり、学校と親御を求人企業の味方にすることができるのです。

あなたの会社は、学校、先生、親御さんにどれだけ自社に関する情報を伝えられていますか?

まとめ

合同会社説明会のような採用イベントは、中小企業が活用する上では費用対効果も芳しくなく、集まる学生もさまざまなためハードルが高いものです。

・費用対効果が高い方法として、学校に直接アプローチをする
・先生や親御さんが応援してくれるように、採用サイトを使って自社について余すことなく情報を伝えるようにする

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