新規ドメインで制作したWEBサイトの検索結果5位以内までの対策

Web活用

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新規ドメインでWEBサイトを制作した場合、グーグルの検索順位が上位に表示され安定するまで、一般的には最低でも3ヶ月程度かかると言われています。そのため、完全なる新規でない限り、検索順位が下がってしまう期間が発生するリスクがあるため、新規ドメインを取得してホームページを制作することはしません。

しかし、今回、別ドメインで制作した耳鼻咽喉科のホームページをリニューアルし、お客様の都合により新規ドメインを取得してドメイン移行することになりました。

今回は耳鼻咽喉科のホームページになりますが、実際に新規ドメインでホームページを制作した場合に、検索順位がどのように推移するのか?最終的に上位表示されるまでにどの程度の期間がかかるのか?を検証することにしました。

これから新規ドメインを取得して、新規にホームページを制作しようと思っている方、リニューアルにあたって新規ドメインの取得が必要になっている方の参考となればうれしいです。

新規ドメイン取得からグーグルへのインデックスまで

今回制作したホームページは、2018年6月1日から公開しました。

公開にあたり、5月下旬に新規ドメインを取得し、新規ドメインにリニューアルしたホームページのデータをアップロードしました。ドメイン(URL)が変更になることから、既存のホームページは1ヶ月並行運用することにし、リニューアルした新規ドメインのホームページへリンクを貼りました。(諸般の事情により旧サイトから新サイトへリダイレクトの設定をしてもらえず・・・)

グーグルにリニューアルで制作したホームページを登録してもらうため、グーグルサーチコンソールから「Fetch as google」と「sitemapの送信」を5月31日夜に行い、翌日の6月1日にインデックスされました。

新規ドメインかつページ数が少ない状態でホームページを公開

現代は、ホームページのコンテンツが重視され、検索者の検索ニーズを満たすページを、よりたくさん持つホームページが上位表示される時代です。新規ドメインのため、ただでさえ検索順位が上位になるまでアクセス数に期待できない状況です。それに加えて、7ページと少ないページ数で公開したため、検索順位を上げるのには多少不安がありました。

ホームページを公開する時点で、検索者の検索ニーズを満たすページをたくさん作っておければ良いのですが、なかなかそうもいきません。コンテンツを作るための原稿作成が嫌になってしまって、ホームページの公開自体が先延ばしになってしまうリスクがあります。それを避けるために、スピーディーに小さく作っておいて、公開後にそこからコンテンツを追加していき、大きく育てて行くことがお客様のためにも良いと考えています。

耳鼻咽喉科などの医院であれば、病気に関して説明するページを作ってコンテンツを増やしていきます。特に、自院が力を入れている治療や、患者さんが心配になってよく検索する症状などを中心に、コンテンツ作成の優先順位を決めて作っていきます。そうすることで、個々のページ自体、上位の検索順位を獲得して、検索にかかるようにします。検索順位上位のページが増えることで、サイト全体の評価が高まり、検索順位を押し上げるという考え方です。

とはいえ、医院の先生はお忙しいです。ご多分の漏れず耳鼻咽喉科の先生もお忙しく、ホームページ公開後、すぐに新しいコンテンツを作り始めることはできていません。AMとPMの診察の合間は、お食事・休憩以外に、医薬品メーカーのMRの方がいらっしゃって対応したり、本当にお忙しいのです。

ホームページ制作会社としてはこれを言い訳にしてはいけないので、こうした状況の中でも検索順位を上げるためにできることを全てやり尽す必要があります。それが仕事ですし。

ローカルビジネスにおける新規ドメインで検索順位を上げる対策

飲食店やスーパー、治療院などと同じく、町医者はローカルビジネスです。

基本的に、周辺地域に住んでいる、またはオフィスがあって働いている人が来院します。大学病院などの総合病院ですと、遠方から来院する方が増えます。今回リニューアル制作した耳鼻咽喉科は個人医院で町医者でしたので、ローカルビジネスになります。

ローカルビジネスの場合、グーグルのグーグルマイビジネスという無料サービスがあり、登録することが集患において有効となります。グーグルマイビジネスは、簡単にいうと、グーグルで検索したときに、ページ上部に地図と一緒に最大3件表示される部分になります。

グーグルマイビジネスとは何かを詳しく知りたい方は、グーグルのヘルプをご確認ください。
https://support.google.com/business/answer/3038063?hl=ja

つまり、通常の検索結果より上部の1等地に表示されるのです。さまざまなSEO対策を実施して検索順位1位をやっとの思いで実現しても、グーグルマイビジネスで表示される方が、よりページの上部に表示されるのです。そのため、地域ビジネスを展開している場合は、グーグルマイビジネスで表示されるように、今すぐ登録しましょう。

ちなみに、自分のビジネスがローカルビジネスか分からない場合は、検索結果の画面で判断できます。検索結果の画面で、検索キーワードの下に、「すべて」「地図」「画像」・・・・「もっと見る」とメニューが並んでいます。ここで、「すべて」の隣が「地図」になっていれば、ローカルビジネスだと判断してください。

グーグルマイビジネスのホームページURLを新規ドメインに変更

そこで、すぐに先生にやっていただいたのがグーグルマイビジネスの登録内容の修正です。

今回は、ホームページのURLが変更になっているため、旧サイトから今回取得した新規ドメインのURLに修正していただきました。

ポータルサイトから新規ドメインのホームページへリンク

医療系のポータルサイトはたくさんあります。その多くは無料で登録して利用できます。ポータルサイト内で指定地域にある医院を検索できますので、比較したい人にはポータルサイトは便利なツールです。

また、グーグルは「価値のある」外部リンクは検索順位を決定する上で評価していると言われています。まったくテーマに関連がないホームページからのリンクでは意味がありません。例えば、食リポを掲載しているサイトから耳鼻咽喉科のサイトにリンクを貼っても効果は見込めません。

その点、医療系ポータルサイトは、それ自体がインターネットで病院を探す人にとって利便性が高いサイトと、グーグルから評価されています。関連があって、そのサイト自体がグーグルの評価が高く検索順位が高いのであれば、リンクを貼ることで耳鼻咽喉科のホームページの検索順位アップの一助になります。

今回の耳鼻咽喉科の場合、取材を受けてインタビュー記事が有料で掲載されている「ドクターズ・ファイル」、その他に、無料で5サイトに登録されていました。これらのポータルサイトに掲載されているホームページのURLを新規ドメインで取得したURLに修正するよう各ポータルサイトに依頼しました。

ポータルサイトによっては、すぐに変更の対応ができるものもありますし、月に2回のみ変更しているものもあります。とにかく焦らず、旧サイトのURLが掲載されているポータルサイトは新規ドメインのURLに変更されるよう、漏れが無いように注意をしました。

既存サイトの並行運用期間が1ヶ月ということもあり、もし新規ドメインのURLに変更ができていないと、せっかくポータルサイト経由で閲覧しようとしてくださった患者様に、ホームページが存在しない、という最悪の事態になってしまいます。それは大変失礼なことですので、それだけは避けなければなりません。

新規ドメイン時の検索順位の遷移

新規ドメインは、グーグルにとって不安な存在です。

例えば、詐欺サイトがさながらヤドカリのように足が付く前に、どんどんドメインを変更していくことがあります。現実のビジネスでも数年前までよく見かけました。例えば高齢者への健康食品の販売。店舗の中に高齢者をぎゅうぎゅうに詰めて椅子に座らせて、半ば洗脳状態にして健康食品(サプリなど)を売り付けるというもの。これは数ヶ月おきに店舗を移転していました。

新規でドメインを取得した人・企業が犯罪行為をしないと、性善説に立って考えることはできないのです。なりすましの偽サイトの可能性もあるわけですから。ということは、グーグルとしてもしばらく様子をみて判断するしかないのです。とにかく、グーグルにとって新規ドメインの評価は慎重を期すに越したことはありません。

今回のリニューアルでは、グーグルマイビジネスの登録URLを旧ドメインから新規ドメインに変更しています。グーグルのサービスを利用していて、グーグルマイビジネスは登録時に存在確認が行われているものですから、新規ドメインと言えども、なりすまし等の怪しい新規ドメインとは思われていないはずです。

ただ、ホームページの検索順位を決定するグーグルのアルゴリズムはブラックボックスであるため、真偽のほどは確かめようがない情報が多いです。その中でも、新規でドメインを取得したときに、これまでのホームページの運用経験からこのようなアルゴリズムが存在するのではないか?と業界内で言われていることがあります。

新規ドメインにはグーグルハネムーンがある?

最近はあまり無いような気がしますが・・・

ホームページ公開後、数日だけ検索順位が上位表示されるというものです。

検索順位が急落するグーグルサンドボックス

グーグルハネムーン後、2週間程度急激に検索順位が低下するというものです。

グーグルハネムーン同様、最近はあまりこうした動きは無いように感じます。ただ言えることは、上述のとおり新規ドメインはグーグルの立場に立ってみると、慎重に評価をするべきである以上、ホームページ公開後2週間程度で1ページ目(10位以内)に表示されるのは難しいです。検索順位が高いときがあっても、まだまだ順位の変動が大きく、急激に下がることもあり得る考えておくのが無難です。

新規ドメインと言えばグーグルエイジングフィルター

新規ドメイン関連で言うと、一番有名な話です。これは、新規ドメイン取得後、一定の期間が経たないと検索順位が上位表示されないよう、グーグルでフィルターがかかるというものです。ここまで書いてきたグーグルの立場からの考え方どおりです。

では、一定の期間とはどのくらいか?だいたい、3ヶ月くらいかけて徐々に正当な評価の検索順位に落ち着いていく、と考えられています。以前は6ヶ月くらいかかると言われている時期もありましたし、エイジングフィルターは存在しないという人たちもいます。

事実は分かりません。グーグルに聞いても教えてもらえませんから。実店舗でも同じだと思いますが、店舗ができてすぐにその地域に住む人たちに認知されるわけではありません。認知されてもまだ疑いの目を持たれています。耳鼻咽喉科などの医院も同じ。ホームページを公開してから数ヶ月くらいかけて、徐々に認知されていくのが自然ではないでしょうか?

ですから、新規ドメインにエイジングフィルターが存在するかを気にするのではなく、3ヶ月程度は認知までかかるものだと考えて、焦らずに検索順位が上昇するのを待つことが重要です。毎日、検索順位を確認して一喜一憂するのは意味がないことです。

新規ドメインでリニューアルしたWEBサイトの検索順位

耳鼻咽喉科ですので、「地域名 耳鼻科」または「電車の駅名 耳鼻科」での検索がもっとも多くなります。住宅地にある病院であれば「地域名 耳鼻科」になりますが、今回はビジネス街、繁華街近くの耳鼻科のため「電車の駅名 耳鼻科」のキーワードで検索したときの検索順位となります。ちょっと分かりにくいので具体例で書くと、弊社所在地の場合「中原区 耳鼻科」で検索するか「元住吉 耳鼻科」で検索するか、の違いです。

なお、多くの場合は上記のように「元住吉 耳鼻科」のようになりますが、複数路線・複数駅が最寄り駅になる好立地にあるがゆえに、駅名部分が今回は4つになっています。このことにより、キーワードが分散して検索順位が上がりにくくなるリスクを感じていましたが、今のところ順調に4駅ともに検索順位が上がってきています。

「aaa 耳鼻科」・・・6/8(金)21位➡6/15(金)21位➡6/22(金)11位➡6/29(金)10位➡7/6(金)7位➡7/13(金)7位➡7/20(金)以降3位
「bbb 耳鼻科」・・・6/8(金)圏外➡6/15(金)35位➡6/22(金)12位➡6/29(金)11位➡7/6(金)11位➡7/13(金)10位➡7/20(金)7位➡7/27(金)7位
「ccc 耳鼻科」・・・6/8(金)37位➡6/15(金)21位➡6/22(金)11位➡6/29(金)17位➡7/6(金)11位➡7/13(金)12位➡7/20(金)11位➡7/27(金)11位
「ddd 耳鼻科」・・・6/8(金)32位➡6/15(金)26位➡6/22(金)5位➡6/29(金)以降6位

ここから、どのくらいの時期に安定的に検索順位が5位以内になるのか、今後も推移を見守りつつ、必要な施策を実施していきます。

また、大きく育てていく過程で検索の流入として、症状に関するページを追加していきます。そういったページの検索順位の推移も今後更新していきます。

この記事を書いた人

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馬場 宏

インターネットに情報が氾濫する時代。テクニックやノウハウを追い求める人が多いことを憂う。中央省庁勤務時代に磨いた本質思考を武器に、テクニックやノウハウの背後にある普遍的な考えに基づくコンサルティングとWeb制作を行うことを得意とする。お客様に寄り添いながら、しつもんを駆使して問題解決を行う手法に定評がある。

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